ガラス撥水剤が長持ちしない理由。

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最近の雨は上着が手放せない感じの涼しさで、はっきり秋なんだとわかる陽気ですよね。

雨の日の視界を良くするために、ご自分で「ガラコ」など塗って、車を走らせると・・・・ぶわーって雨が吹っ飛ぶ快感!

一度は味わったことがあると思います。

しかし数ヶ月すると、部分的にその撥水性が低下してしまいます。耐久3ヶ月、6ヶ月、1年・・・・嘘じゃん!って思った方いませんか?

今日は、ガラス撥水剤についてお話致します。

目次

  • 1、ガラス撥水剤の種類
  • 2、下地処理
  • 3、ワイパーが悪さをする
  • 4、しっかり乾燥・硬化されていない
  • 5、脱脂されていない
  • まとめ

 

1、ガラス撥水剤の種類

ガラス撥水剤には、「フッ素系溶剤」と「シリコン系溶剤」の二つがあります。また最近ではその二つ両方の性能をもった溶剤も販売されています。

耐久性 フッ素>シリコン  当社の商品でも3倍ぐらい違います。

撥水性 フッ素<シリコン  実はシリコンの方がバンバン弾きます。

価格  フッ素>シリコン  材料も、施工も約2倍違います。

ちなみに二つの性能をもった溶剤の場合は、シリコンなみに撥水し、フッ素なみの耐久性といわれているので、私も塗ってみたことはありますが、正直うちにフッ素なみの撥水で、もちはあまり良くなかったです。

フッ素はかなり固く硬化しますが、シリコンは流動性があるので(油が塗ってあるような状態)耐久性がよくありません。

その代わりに油が塗ってある状態と一緒なのでバンバン弾くというわけです。

一般的に耐久性能は、正しい施工でも、シリコンで1~2ヶ月、フッ素で3ヶ月~6ヶ月といわれています。

まず、ご自分が施工されたのがどちらかを把握することが大事です。

 

2、下地処理

窓を拭いた程度で、「ガラコ」などのガラス撥水剤を施工していませんか?

ガラス撥水剤を塗る前には、ボディコーティングと同じように下地処理が大切です。

ガラス面もボディと同じように、水アカのような物質がつきます。これがボディ以上に頑固な汚れで我々も除去するのは一苦労です。

これが一般的に「油膜」と呼ばれるものです。

「油膜」は、水がベチャーってなり、視界を悪くする犯人です。しかもこの「油膜」が乱反射を起こし視界をギラギラさせます。

油膜落としの作業はなかなか大変です。ですが、この油膜をしっかり落とすことで、ガラス撥水剤の効果が長くなります。

「油膜」が付着する要因は、①ボディ用の撥水剤(洗車機から出るものなど)、②日常の汚れ、③ガラス用撥水剤などです。③は不思議だとは思いますが、ガラスの撥水剤が新たな油膜を増やすことにもなるのです。(一般的にシリコンが原因)

 

3、ワイパーが悪さをする

ガラス撥水剤は「水」を強制的に排除します。するとワイパーが「から拭き状態」になります。このときワイパーゴムとの摩擦抵抗が大きくなり、「ビビリ」「拭きムラ」を発生させるのです。しかも、これにより「撥水効果が低下」し「コーティング被膜のはがれ」も起きやすくなります

そこで、ガラス撥水剤が塗られた窓用のワイパーによりこれが防ぐことができます。

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「グラファイト」加工がされているワイパーを選べば間違いありません。

当社で扱っているワイパーも全てグラファイト加工がされています。ブレード付きで、ずべての長さが1,080円/本で販売しています。

しかし、個人的にオススメなのは、「PIAAスーパーグラファイトワイパー」です。すこし高額ですが、当社の3~6ヶ月耐久の「フロントガラスフッ素コート」とこのワイパーの組み合わせで、約1年間クリアーな視界が保持できました。後半は多少、水の吹き飛びは悪くなっていましたが、十分な耐久性です。

これは、ゴムがものすごく柔らかく、グラファイト加工技術が高いからです。

是非一度試して見てください。

 

4、しっかり乾燥・硬化されていない

一般的に販売されているガラス撥水剤で、特に「フッ素系」タイプの場合、しっかり硬化時間を置かなければなりません。

商品によって様々ですが、、12時間から24時間以上と書いてある場合が多いです。

撥水剤の粒子は時間をかけてゆっくり硬化しますので、効果途中でワイパーを使ってしまうとまだ効果前の被膜表面を痛めてしまい耐久性が落ちてしまいます。

また、硬化中は雨に塗れないようにしなければなりません。

屋根のない環境ではなかなか難しいかもしれませんが、天候を見ながら作業を行ってください。

当社で使用しているフッ素系撥水剤は施工後1時間で硬化しますので、比較的楽に作業が出来ています。

 

5、脱脂されていない

撥水剤を塗る前の「脱脂」で大きく変わります。

「油膜」を除去した後に、油膜除去剤、流れ落ちた油膜が、しっかりすすげていないのに塗ってしまうことで耐久性が悪くなることがあります。

「油膜」を除去した後は必ず「脱脂」をすること。一番簡単なのは台所用洗剤(中性洗剤)でよく洗い水気を取ればバッチリです♪

「油膜」を取るのが面倒だって方も、普段の汚れを落とし、中性洗剤でよく「脱脂」することだけでも耐久性は大きく変わってきますよ。

当社では「油膜」を除去し、シャンプーで洗浄して、撥水剤を塗る前に必ず「アルコール」で脱脂しています。

 

まとめ

なんだか面倒くさいと思わせてしまったかもしれませんね(汗)

でも、今回書いた通り「フッ素系」のもので施工を行い、オススメのワイパーに替えて頂くと半年~1年は持ちます。

もし、面倒な方は当社でも施工できますよ(笑)

復習しますと、

油膜除去 → 洗浄・脱脂 → 塗布 → 硬化(5~10分)→ 拭きとり → 最終硬化(12~24時間)

という流れです。

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藤田芳伸

藤田芳伸

代表取締役社長藤田燃料株式会社
藤田燃料ブログチームの編集長。
パソコンが1台しかない会社からfacebook、LINE~このブログを立ち上げるまでにワンマンにスタッフを引っ張ってきた犯人です。こう見えても社内で一番タイヤに詳しく、当社最初のコーティング1級技術者です。

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