超危険!「フェード現象」と「ベーパーロック現象」とは?|白河市・棚倉町のガソリンスタンド

こんにちは、近津SSの森隼人です。
自動車、バイク、自転車の全てが進む止まるの繰り返しで動きます。
自動車の場合、アクセルを踏むことで進みますよね!
そして、止まるためにはブレーキを踏むことで止まる事が出来ます。
では、下り坂の場合はどうでしょうか?
もちろんブレーキを踏むことで減速し止まる事が出来るはずです。
もし、ブレーキが効かなかったら...大変な事になってしまいますよね!
私自身、耳慣れない言葉なんですが、『フェード現象』と『ベーパーロック現象』
体験した事、聞いた事もある方は少ないと思いますが、運転中にブレーキが効かなくなるの二つの現象があるのをご存知でしょうか?
今回は、その原因と防止策、万が一効かなくなった時の対処法を紹介します。

『フェード現象』

自動車のブレーキには、摩擦ブレーキという摩擦抵抗を利用したブレーキの仕組みが使われています。
フェード現象とは、長い下り坂などでブレーキを連続で使用していると徐々にブレーキが効かなくなる現象のことです。
ブレーキパッド(摩擦材)の素材に使われている樹脂やゴムが耐熱温度を超え、その熱で素材が分解し、ガスが発生します。この時に発生したガスがブレーキローターとブレーキパッドの間に入り込み、ガスが潤滑剤の働きをしてしまい、摩擦係数が低下し、制動力が落ちて、結果としてブレーキをいくら踏んでも力がブレーキローターにかからず車も止めることのできない状態になってしまうのです。

『ベーパーロック現象』

フェード現象が起きた状態で、更にブレーキを酷使すると、冷却が間に合わずブレーキフルード(ブレーキオイル)に熱が伝わり、過熱されたブレーキフルード内の水分が沸騰し、気泡が発生します。この気泡がクッションの役割となり、ブレーキペダルを踏んでも圧力が吸収されてしまい、ブレーキが効かなくなる現象をベーパーロック現象といいます。ベーパーロック現象が起きると著しく制動力が低下する為、とても危険な状態だと言えます。
高速域で走行している時に急ブレーキを掛けたりした時にも発生することがあります。

防止するには?

フェード現象やベーパーロック現象の対策として有効なのはフットブレーキを多用せずに『エンジンブレーキ 』を活用することです。
アクセルペダルから足を離す事でエンジンの回転数が下がり抵抗が生じ、それだけでも減速するのでブレーキの役目をします。下り坂に入ってからでは、スピードに乗ってしまいエンジンブレーキもあまり効果が無いので、下り坂にはいる前にエンジンブレーキを使用するとより効果的です。
エンジンブレーキだけでは減速が足りない場合は、シフトダウンと併用するとより効果的です。

劣化したブレーキフルードは水分が多くなり、ベーパーロック現象が発生しやすくなるので、走行距離に関わらず定期的に新しいものに交換するのも有効な防止策と言えます。

ブレーキが効かなくなったら?

万が一、フェード現象やベーパーロック現象が起きてブレーキが効かなくなった時は、フットブレーキを使うことは危険です。まずはエンジンブレーキを使って減速させましょう。
マニュアル車は2~3速で、オートマ車ならば2レンジか3レンジを使って速度を調整しましょう。
段階的にシフトダウンをすることで、減速させて安全な場所に停車させて下さい。しばらく、停車させてブレーキの制動力が回復するのを待ちましょう。

まとめ

下り坂でブレーキランプが点灯したまま下っている車をよく見かけますが、その行為はフェード現象やベーパーロック現象を引き起こす自殺行為です。
下り坂では、なるべくフットブレーキだけにに頼らず、エンジンブレーキを上手く活用し加速しすぎないように運転をすることが安全運転に繋がります。
フェード現象は、急にブレーキが効かなくなる怖い現象です。
フェード現象による重大事故は非常に多く発生していますが運転方法で回避する事が可能です。
下り坂でのブレーキの使い方を注意し『フェード現象』、『ペーパーロック現象』が起こらないような安全運転を心がけましょう。

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森隼人

森隼人

2級整備士の資格を持っていますが、現場経験が少なく、まだまだ先輩社員にはかないませんが、将来がかなり期待できるスーパールーキーです。また、真面目な性格のせいなのか、覚えがよくて、あっという間にコーティング1級を取得し「洗車、コーティング」だけではなく、早くも「オイル交換、タイヤ交換」でも活躍しています。

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