洗車に使う「水」について知っておきたい3つのコト|白河市・棚倉町の洗車専門店

わたしたちが洗車をする時に、必ず使用するのが「水」です。
逆に言うと、水を使わないで洗車をする事は不可能に近いと思います(笑)

しかし蛇口をひねると簡単に出てくる水の中には、どんな成分の薬品が含まれていて
その薬品が車に対してどのような影響を及ぼすのかをまとめてみました。

 

目次

  • 1、水道水に含まれる成分とは?(地域により多少の違いあり)
  • 2、車に悪影響を及ぼす成分とその影響とは?
  • 3、洗車をする際の注意点
  • まとめ

1、水道水に含まれる主な成分

水道水となるまでには水の殺菌など、様々な目的で色んな薬品が混ぜられます。

・ミネラル成分(水のおいしさの成分)

カルシウム
ナトリウム
カリウム
マグネシウム

・殺菌成分(雑菌やウイルスを消毒する成分)

主に塩素

・殺菌時に発生してしまう物質(身体に良くないといわれている物質)

トリハロメタン等

ここまでを見ただけで、なんか・・水道水を口にするのが怖くなりますよね。
代表的なものだけを挙げたので、他にも様々な物質が入っているのですが
ここまでにしておきましょう。

2、車に悪影響を及ぼす成分とその影響は?

上を見てくると、車に良くないのは最後のトリハロメタンが怪しい!?と思う方もいるかもしれませんが、そうじゃないんです。

実は・・・ミネラル成分なのです。

ミネラルが及ぼす影響① 水シミ

ミネラル成分の中でもカルシウムやマグネシウムなどは車に付いている水滴が乾くと、塗装面に固着し水シミになってしまいます。
濃色に乗っている方は、特に多い悩みの原因の1つだと思われます。

さらに井戸水には水道水以上のミネラル分が豊富に含まれています。
「井戸水が美味しい♪」とよく言われるのは天然のミネラル成分が豊富なおかげなんですね。
そのため、井戸水を使って洗車をする方は、より乾きに対する注意が必要になります。

また、春先には花粉黄砂が飛散している所に雨が降り、花粉や黄砂をたっぷり含んだ雨になります。
黄砂は雨紛の中に溶け出すとミネラルたっぷりの雨になり、それがそのまま蒸発することにより、水シミの原因となってしまいます。

おまけ
花粉は花粉の中に含まれる「ペクチン」という成分によって花粉独特のシミになってしまう事がありますが花粉のシミは、ペクチンの弱点である熱を利用して、キレイに落とすことができます。
詳しくはこちらのページをどうぞ・・・・。(花粉ブログ)

ミネラルが及ぼす影響② 水ハジキ阻害被膜(みずはじきそがいひまく)

簡単に言うと「水弾きを悪くする原因の膜」となってしまいます。
水シミのように目で見て見えるものではないので、コーティング車などの水弾きが悪くなってきたなぁ・・。
などという症状がでてきた場合はミネラルが膜を作っていて水弾きを邪魔しているケースがほとんどです。

ほとんどのコーティングに言える事なのですが、コーティングはそう簡単に取れてしまうものではありません。
「水が弾かなくなったからコーティングが取れた」というイメージを持つ方もいるようですが、表面のコンディションを整えるメンテナンスを行うことで元の弾きに戻せるはずです。

3、洗車をする際の注意点

上記の記事を見ていくと、水の乾きは車にとって良くないというのは解っていただけたかとおもいます。
そこで、ご自分でお車を洗う時は「乾きやすい条件を少しでも減らしてあげること」だと思います。

水を乾きにくくする3つの条件として・・・

・日光が直接当たらない日陰での洗車

・洗車を始める前によくボディーの熱を冷ましてあげること

・洗車・仕上げに時間をかけすぎないこと

この3つの事に注意することで水シミを付きづらくすることが出来るはずです。
よく考えてみると完璧な洗車って・・・結構難しいんです(汗)

まとめ

地域によって、水道水になるまでに使われている薬品の割合は違います。
よく「都会の水はマズくて飲めない」なんてことも耳にしますが、殺菌や消毒が多めに必要であれば、多量の塩素を必要とするので、飲み水としては美味しくない・・・。
と、なってしまいます。

逆に自然が多い田舎では、水道水を美味しく口にすることができる分、多めのミネラル分によって、より車にシミが付きやすくなってしまうようです。

どちらにせよ、車にとって水の乾きは大敵である事に変わりはありません。

愛車をキレイにする為の洗車が逆にシミの原因とならないよう十分に「水」を理解しておきましょう。

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本柳剛史

現在、関辺SSの洗車・コーティングの責任者。(コーティング技術1級) 日頃からお客様のなかにファンも多く、特に子供からの人気が尋常ではない。(精神年齢的?)おのずと関辺SSの販売実績では常に先頭を立って後輩を引っ張っていく存在。ブログでも活躍してくれるだろう!という社内の期待は大きい。

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