覚えておきたい車が走れる水深とは。

水深

現在、台風1号が台湾付近で猛威を振るっています。

車や家が水没している映像を目にした方もいるかと思います。

今日は、近年の台風、ゲリラ豪雨の際、いつかどこかで車の走行に迷う道路の冠水に出くわした時に参考になるブログです。

 

目次

  • 1、「ホイルの半分まで大丈夫だろう」はアウト!
  • 2、結局どこまで大丈夫なの?
  • 3、車が冠水・浸水してしまったら?
  • 最後に

 

1、「ホイルの半分まで大丈夫だろう」はアウト!

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これ、勘違いしてる方多いと思いますが、アウトです。

この水深だと普通車で約30cm前後になり、走り方によっては車が故障することもあります。万が一途中で車を止めた場合、マフラーから水が入るとエンジンが止まったり、室内に排気ガスが入り、二酸化炭素中毒になる場合もありますので、この水深での走行はやめたほうがいいと思います。

ちなみに、冠水の中を走っていて車が故障してしまった場合、修理費用としては20~60万円ぐらいになるとのことです。

※TOPの画像のようなSUV系の車はまた基準が変わります。

2、結局どこまで大丈夫なの?

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一般的にはマフラーに水が入らない程度なら走行できます

もし、デザインによりマフラーに少し角度がついている車の場合は、車の床面が水に浸からない程度であれば大丈夫です。

軽自動車、普通自動であれば、18cm~20cmになります。

 

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このお車の場合は、約7cmぐらいまでということになります。

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こんな感じのマフラーが付いているお車は、マフラーではなく、車の床面を参考にして下さいね。

 

3、車が冠水・浸水してしまったら?

クルマの床面以上の水深であっても、ただちには浸水してきません。そのため、危険を察知するころには、クルマが浮いて前後に動かなくなり、エンジンの吸気口が水を吸ってしまったり、排気管が水圧で塞がれてしまい、エンジンが停止し、そのまま立ち往生という最悪の結果にもつながりかねません。

万が一、クルマが冠水し車内にまで浸水してしまった場合は、すぐさまクルマを止め、慌てずにエンジンを停止させて下さい。いきなり水たまりに出るのではなく、足を浸け水深を測りながら、ゆっくりと足をつき、進んできた方向とは逆(もどる)方向に歩いて避難しましょう。水たまりが濁っている場合は道路の状況がわからないため、マンホールのふたが外れていたりすることもありますので、一歩一歩、確かめながら歩くことが大切です。

※JAFホームページより

 

最後に

台風や、ゲリラ豪雨などによる道路の冠水には十分注意してくださいね。

マフラーや、車の床面が基準といっても、水が濁っていると実際の水深がどのぐらいかの判断はつきにくものです。なるべく冠水道路の走行は避けるのが一番の得策です。

あとは、普段から万が一のため、JAFや保険会社のロードサービスの連絡先などをいつでもわかる状態にしておくことも必要かもしれません。

 

※平成28年7月8日修正済み

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藤田芳伸

代表取締役社長藤田燃料株式会社
藤田燃料ブログチームの編集長。 パソコンが1台しかない会社からfacebook、LINE~このブログを立ち上げるまでにワンマンにスタッフを引っ張ってきた犯人です。こう見えても社内で一番タイヤに詳しく、当社最初のコーティング1級技術者です。

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