こんにちは!車大好き高橋祐記です。
何気なく運転している車の安全を守ってくれてるタイヤですが、何でタイヤにはミゾがあるのか考えたことがありますか?
「あのギザギザで滑らないように!」
「デコボコが大事!」
わかっているようで、実はあまりちゃんと理解されていないんです。
あのミゾがどんな役割でどんな意味があるのかを知れば、どれだけ安全のためにタイヤが必要なのかが理解できると考えたのでタイヤミゾの役割についてまとめてみます。
タイヤにミゾがある理由
皆さんのお車のタイヤにはミゾがありますか?
変な質問ですが、100%の車にミゾはあるはずです。
タイヤにたくさんあるミゾの訳を考えたことはなかなか無いですよね。
タイヤには、車両の重量を支える、駆動力、制動力を伝える、路面からの衝撃をやわらげる、方向を転換・維持する4つの役割があります。
じゃ、ミゾの役割ってなんだろう?
実は、タイヤのミゾは雨の日でも安全に運転出来るためにミゾが彫られているのです。
なぜ、ミゾが雨の日の運転を安全にしてくれるのでしょうか?
雨の日のミゾの役割
ミゾがないタイヤで濡れている路面を走行すると水の逃げ場がなくなり水の上にに乗ってしまいます。これが滑る原因の1つです。
では、ミゾのあるタイヤだと路面とタイヤの間には隙間が生まれますよね、このミゾによって路面とタイヤの間に生まれた隙間が水を逃がすことで雨の日でも安心して運転が出来るのです。雨の日にスムーズに運転が出来るのはミゾが排水をしてくれるからなのです。
ミゾのないタイヤでは、タイヤが水の上に浮いてしまうのでハンドルを切ってもブレーキをかけてもコントロールが効かなくなり追突などの事故が発生してしまい危険です。
タイヤのミゾの種類と役割
①縦ミゾ
タイヤの縦ミゾは、路面に密着した時に水を逃がす役割をしています。
しっかりした縦ミゾがあることで常に排水を行うことが出来るので濡れた路面でも安全な走行が実現します。
縦ミゾが擦り減ったタイヤでの走行はブレーキトラブルなどにつながり危険です。
②横ミゾ
横ミゾは、縦ミゾの排水を補助する役割が強く、排水した水分を横ミゾで外部に流し押し出す役割があります。
更に横ミゾには、どんな路面でもその路面をシッカリと掴む役割もあり、砂・デコボコ道・雪道などの道でも横ミゾが掘られている事でそのミゾが路面をしっかり捉える役割をしています。
タイヤのミゾは、縦と横が組み合わさることで排水性能、走行性能の安定感が更に増していきます。
まとめ
車にミゾがある理由は、タイヤと路面の間にある水をかきだすことが目的で、雨の日でも安全に走行する為に必要なのが縦と横のミゾです。
車は、走る止まるだけではなく、様々な状況に対応して安全に走行出来なければ意味がありません。
その安全を守っているのがタイヤに掘られているミゾの役割なんです。
車の性能が高くなっているこの頃ですが、車種や性能に見合ったタイヤ選びが必要な時代なのかもしれませんね。
これからスタッドレスタイヤの季節になります。
スタッドレスタイヤも同じようにミゾは「排水」の役割もかねているのですが、もっと奥深い性能が各社あるので、また改めて紹介させて頂きます(^▽^)/
参考記事
高橋祐記
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