あまり知られていないオイルエレメントの大事な役割とは

皆さん、きちんとオイルの交換は忘れずに行っていますか?
お車を走らせるために欠かせないのが定期的なオイル交換ですが、エンジンにベストなオイル交換のサイクルとしては、3000㎞~5000㎞と言われています。

オイル交換の際に「オイルエレメントの交換は?」なんて聞かれたことは必ずあるでしょう。
※「オイルフィルター」とも言います。
そもそも「オイルエレメント」ってなに??そんなブログです。

目次

  • オイルエレメントとは
  • 交換時期の目安
  • HV車の交換目安
  • まとめ

 

オイルエレメントとは

呼び方としては「オイルエレメント」又は「オイルフィルター」などとも呼ばれています。以下をオイルエレメントと呼びます。

エンジン内部で摩擦によって鉄クズ燃料の燃えカスなどが発生するためエンジンオイルはだんだんと汚れていってしまいます。
オイルが汚れたり、酸化が進むとエンジンオイルはだんだんと性能が低下してしまいます。

その性能の低下を防ぐため、エンジンオイルをろ過してくれるのがオイルエレメントの役割です。
オイルエレメントの中にはろ過紙が折り曲げられるようにして入っており、エンジンオイルがフィルター中を通るようにしてオイルをろ過します。

 

オイルエレメントの交換目安

交換目安としてはオイル交換の回数を目安にするのが1番無難な目安になります。
オイル交換時の2回に1回、又は3回に1回の交換が良いでしょう。オイルエレメント自体の表面は各メーカーごとに様々な色で塗装されているため、目視での点検が難しいのです。

「少し走りすぎちゃったな・・・」というような方は2回に1回、きっちり時期を守って交換している方は3回に1回などと各自で決めて交換するのも良いでしょう。

また、オイルエレメントも様々で価格にバラつきがあります。価格が高いオイルエレメントは中に入っているろ紙の量がたくさん入っている為、オイルをろ過する能力に優れている為に価格が高くなっている場合が多いです。
それを考えると、あまりにも安値のオイルエレメントを使用している場合はろ過性能に乏しい場合があるので、毎回交換するなど交換目安を早めるなどしても良いかもしれません。

 

HV車の交換の目安

ハイブリッド車にももちろんエンジンがあるのでオイルエレメントも必ず付いています。

オイルエレメントも回数による交換の目安は変わりません。
ただ、普通乗用車との若干の違いはオイル交換の「距離」による目安の違いです。

HV車はエンジンとモーターが搭載されているので、片方が動いていれば片方は止まっている事があります。そのため動いていない時間を考慮して10,000㎞~15,000㎞毎の交換目安となっている場合もあります。
オイル交換の交換距離は伸びるかもしれませんが、回数によるエレメントの交換は変わらず行うようにして下さい。

 

まとめ

お車の性能を最大に発揮するうえでお車のメンテナンスというのは欠かせないもの。
もちろん、乗りっぱなしでは性能は落ちていく一方にもなり、きちんと面倒を見てあげれば車も性能として応えてくれるものです。
ましてやエコカーなどになると、その車に合ったタイヤ・オイルの硬さのものを使わないと燃費などにも直接影響してきますので、この記事を見て「オイルエレメント」を少しでも知っていただけたら幸いです。

 

参考記事

いまさら聞けないエンジンオイル|国産車

5年後の愛車が変わる暖機運転

知っておきたいエンジンオイルの役割と種類

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吉田透

現在、関辺SSの長老にあたります。豊富な人生経験を活かし、若いスタッフから人生相談をされている事もしばし目にします。 年齢で見れば1番の最年長ではありますが、夏の暑い季節などでは年齢からは予想のできないスタミナを発揮します。 心のどこかで『若い奴らには負けられない』という所もあるのでしょう(笑) 彼は他のスタッフより常に大きな声を出して仕事をします。 彼の声出しの活動によってスタンド全体に活気が生まれ、安全な作業ができていると言っても過言ではないでしょう。

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