エンジンがかからなければ、ただの鉄のかたまりに…(涙)

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だんだん肌寒さを感じる季節になってきました。寒くなると自然と弱くなってしまうのがバッテリー。そんな時期に知っておきたいお話です…。

目次

  • 1、バッテリーの基礎知識
  • 2、バッテリーが上がってしまったら
  • 3、長持ちさせる秘訣!
  • 4、寒さ対策
  • まとめ

 

1,バッテリーの基礎知識

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言葉で説明するのは難しいので、上の図をご覧になって下さい。買い替えの際には
①《性能のランク》上記では42
②《バッテリーの短い側面のサイズ》上記ではB
③《バッテリーの長さの寸法》上記では19
④《端子の位置》上記ではL
この4つをお間違えのないようにして下さいね。

 

2,バッテリーがあがってしまったら…

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①半ドア、ライト消し忘れ等による放電。
→バッテリーが新しい場合は充電すれば回復します。

 

②長期間乗らないことによる自己放電。
→放置期間が短い場合(3ヶ月程度)は充電すれば回復することが多いです。

 

③車両を充電する装置の故障による充電不足
→車両側修理が必要です。バッテリーが新しい場合は充電すれば回復します。

 

④オーディオ、エアコン等の使いすぎによる充電不足
バッテリーの容量アップが必要です。
⑤バッテリーの寿命
交換が必要です。

 

⑥事故等の衝撃によりバッテリー内部が故障してしまった
交換が必要です。
※バッテリーあがりの場合、充電すれば再使用できるケースが多いですが、バッテリーは1度あがってしまうと、充電しても以前の性能は発揮できませんので、3年以上ご使用になったバッテリーは交換することをお奨めします。

 

3,バッテリーを長持ちさせる秘訣!

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基本原則)1
バッテリーが常に充電されている状態に保つことが大切です。度重なる充電不足状態ではバッテリーの寿命は短くなります。また、たまにしか車に乗らない、スーパーやコンビニまでのチョイ乗りが多いなど…充電不足状態では寿命が短くなります。

 

基本原則)2
深いサイクルの放電や充電を繰り返すと寿命が短くなります。

エンジンを止めた状態でライトを点灯し続けたり、オーディオを聞いたりするのはやめる。

エンジンをかける時はエアコンやオーディオ等のスイッチをOFFにしておく。

消費電力の大きいオーディオなどを後付けした場合は、バッテリーの寿命も短くなります。この場合はバッテリー容量を大きくする必要があります。

 

基本原則)3
車両側の充電する装置が正常であること。

バッテリーは車が走行することによって充電されます。この車両側の充電装置に異常があると、あっという間にバッテリーが寿命になってしまう場合があります。車両側の定期点検も忘れずに実施しましょう。

 

4,寒さ対策は?

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①雪国ならではの『寒さ対策』
スキー場など寒さが厳しい場所なんかでは、携帯電話のバッテリーの消耗が早いと感じた事はありませんか?
携帯電話のバッテリーも、クルマ用のバッテリーも化学反応で電気を溜めたり出したりしていますので、バッテリーの能力は温度によってかなりの影響が出てしまいます。
ポイントは、「性能ダウンをしてもエンジンがかけられるか?」です。

 

②寒冷地仕様
東北や北海道など、雪国には多く使われているのが「寒冷地仕様車」です。
これらの車両(寒さが厳しい地域向けに造られた車両)は気温の低下によるバッテリーのパワーダウンを最初から見込んで、通常の仕様よりも大きな容量のバッテリーを乗せているのです。
他にも、バッテリーが箱のような容器の中にスッポリ覆われて付けられている車種もあります。これも色んな理由がありますが、冷風を直接受けないように…という寒さ対策でもあるようです。

 

まとめ

お出掛け前にタイヤの空気圧の点検、洗車などをして「よしっ!行くぞ~♪」とお出掛けされる方が多いと思います。
……ちょっと待って……バッテリーの点検も忘れずにおこなってからお出掛けして下さい!お出掛け先で突然バッテリーがあがってしまったら…どんなキレイな高級車でも、動かなければタダの鉄の塊になってしまいますよ(涙)

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本柳剛史

現在、関辺SSの洗車・コーティングの責任者。(コーティング技術1級) 日頃からお客様のなかにファンも多く、特に子供からの人気が尋常ではない。(精神年齢的?)おのずと関辺SSの販売実績では常に先頭を立って後輩を引っ張っていく存在。ブログでも活躍してくれるだろう!という社内の期待は大きい。

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