新種の水アカが発見された!自分で洗車の落とし穴。

水垢

自分で車をキレイにする道具として、WAXの時代から、コーティングの時代へと変わってきました。

コーティング剤にも色々種類があり、いま一番の主流は濡れたボディに噴きかけて、タオルで拭き取るだけのコーティング剤のようです。

また、「○○コート」となんて呼ばれる機械でできるコート(コーティング)等も人気があり、それらの噴きかけ型コート剤による新種の水アカが確認されています!

目次

  • 1、昔の「汚れたWAX型」水アカ
  • 2、新種の水アカ!濃い車ほど気づかない!?
  • 3、対策は?
  • 最後に

 

1、昔の「汚れたWAX型」水アカ

WAX

以前は車の手入れに欠かせなかった固形型のWAX。

これは色々な「油成分の混合物」で、常温である程度の流動性を持ちます。その流動性ゆえに、塗装の凹凸をカバーして表面が滑らかになるのでツヤが出ます。しかし、WAXは分子結合していない混合物の膜なので、排気ガスなどの油成分が混じった汚れと、性質的にも仲が良く、「汚れたWAX皮膜」となり、洗っても取れない水アカを作ってしまいます。

また、WAXはゴシゴシ擦ることにより、ボディ自体にもキズを少しづつ付けてしまうというデメリットもあります。

2、新種の水アカ!濃い車ほど気づかない!?

スプレー

今は、固形のWAXを使うユーザーが減るにつれ、逆に手軽さで増えた、噴きかけ型コーティング剤による「ミルフィーユ型」水アカが多発しています。

この噴きかけタイプのコーティング剤は、分子結合されコーティング幕を作ってくれます。それによりボディにツヤを出してくれます。

しかし、膜の上にどんどん汚れや水アカが付着し、その汚れをキチンと取らずに再び噴きかけると、汚れをサンドイッチの様に挟み込んでしまいます。

これを何度も繰り返すことで、汚れが何層にも蓄積し、まるでミルフィーユのような、水アカになってしまうのです。

これが繰り返された結果、白い車だとだんだんアイボリー?みたいな色に変わってしまいます。徐々に変色していくので、気づかないことも多いです。

濃い車もどんどんくすんでいって、色が変わってしまいます。

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3、対策は?

簡単です。毎回、しっかり水アカや、その他汚れをしっかり除去してから行えばOKです。

ただし、積り積もった水アカは、なかなか頑固な汚れで、そう簡単には取れないと思って覚悟して下さいね。そして無理やり取ろうとしてゴシゴシしてしまう恐れがありますので気を付けて下さい。

そう、こんな作業が面倒だから、我々のようなプロが存在しています(笑)

当社のキーパーコーティング後に、白い車がものすごく白くなった!とか、色が濃くなった!と、ビックリされるお客様が多いのですが、水アカがしっかり無くなった後にコーティングしているから、そのように喜んで頂けています。

 

最後に

手軽さには必ず、落とし穴があることを覚悟しておいて下さい。

「〇〇ピカ」、水ナシでボディを拭くだけでピカピカになります!キズも付けない!

我々からしても夢のような商品ではありますが、汚れたボディをゴシゴシ拭いてキズだらけになり、当社でボディを研磨して、コーティングしたお客様は結構います。

便利な道具も、使い方を間違えれば大変です。

もしどこかのカーショップで買った商品でも、使い方に不安があればお気軽にご相談下さい。当店のコーティング技術者は車のキレイの相談は何でも受け付けております♪

 

ちなみに

ドアミラーの下などに良く付く線はご存知ですか?

これは、水アカと思われていますが、実はミラー等の隙間に入った汚れが出てきて付着したもので、普通に洗えば取れるものがほとんどです。

また、噴き付けタイプのコーティング剤が、ミラーなどの隙間に残っていて、雨で少しづつ流れて線になる場合もあります。

当社の「クリスタルキーパー」後にもこの線がついて、疑問に思われるお客様もいますが、キチンと説明をさせて頂いています。

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本柳剛史

現在、関辺SSの洗車・コーティングの責任者。(コーティング技術1級) 日頃からお客様のなかにファンも多く、特に子供からの人気が尋常ではない。(精神年齢的?)おのずと関辺SSの販売実績では常に先頭を立って後輩を引っ張っていく存在。ブログでも活躍してくれるだろう!という社内の期待は大きい。

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